不眠になるほどひどい!アトピーの発症は根本的な原因から改善しよう

不眠症状も引き起こすアトピーは原因を突き止めてから対策

もう一度再認識~アトピー発症の原因と改善方法~

痒みがつらく、眠れないこともあるアトピー性皮膚炎に悩む人も多くいます。その発症のメカニズムから対処法まで、改めて見ていきましょう。

アトピーのサイクル

アトピー発症の理由
アトピー性皮膚炎は、体内にある免疫機能に問題があるといわれています。私たちの体にウイルスなどの異物が侵入すると、リンパ球の中にある免疫細胞が働いて異物を退治します。このとき、次の異物侵入に備えてIgE抗体と呼ばれるものが作られるのです。これが過剰に増え、痒みの原因となるヒスタミンを放出すると、痒みが発生するとされています。さらに、アレルギー反応についてバランスを取っている免疫細胞のTh1細胞・Th2細胞がバランスを崩すことも一因ではないかと見られています。
痒くなる原因
アトピー性皮膚炎で痒くなる原因のひとつには、掻きむしることでヒスタミンがさらに発生し、悪循環に陥ってしまうことが挙げられます。またアトピー性皮膚炎の人の肌は、バリア機能を保つための水分と脂質が不足しており、弱くなっている状態です。その敏感な状態に外部からの刺激が加わると、痒みが発生しやすくなるのです。さらに、痒みにはヒスタミンによる末梢性のものと、内臓の不調によって脳が分泌するオピオイドが起こす中枢性のものがあります。これらが複雑に絡み合って、強い痒みが発生するのです。

アトピーで悩んでいる人の声

何度も痒みの発作が起こるので、全然眠れません。(30代/男性)

アトピー性皮膚炎なのですが、痒みがひどくて不眠が続いています。ひどいときは夜に何度も痒みの発作が起き、朝までそのまま眠りにつくことができない日もありました。掻きむしって疲れてうとうとしても、また痒くて目が覚めてしまうのです。痒みを我慢できず、かといって抑えることもできないため、精神的にも肉体的にも消耗していまいます。

あまりの痒さに不眠になり、睡眠薬を飲んでいます。(40代/女性)

アトピーの痒みで不眠状態になってしまって、困った果てに睡眠薬を飲んで眠ることにしました。幸い薬の効き目はよく、すぐ眠りにつくことができたのですが、睡眠薬の依存性が気になります。でも、睡眠薬を飲まないと、神経が興奮して目がすっかり冴えてしまうので、眠れません。そこで、病院に相談してみたら、中枢神経のバランスが崩れていると言われてしまいました。

睡眠中の痒みを抑える方法

横になる人

眠ろうと思っても痒みがつらくて不眠状態になっている人は、まずアトピーの症状を抑えるのが第一です。アトピーの痒みを鎮めることで、睡眠を邪魔する要素を軽減できます。湿疹が酷い場合は、ステロイド剤で短期的に炎症を抑えます。抗ヒスタミン剤を内服するのもいいでしょう。抗ヒスタミン薬は眠気を誘発するため、眠りにつきやすくなって一石二鳥です。

根本解決を目指すなら「腸内環境改善」

アトピーの痒みやそれに伴う不眠の根本的な解決には、腸内環境を見直すことが大切です。腸の機能が低下すると、腸壁にある絨毛の穴が広がり、摂取したタンパク質を分解しきれないままに吸収します。それを体が異物ととらえて免疫細胞が過剰に働いてしまうのです。また腸内細菌が不足することで免疫機能を崩す原因にもなります。腸内環境を整えることで、これらの問題は解決できるでしょう。

不眠症状を改善するサプリメントと正しい睡眠方法

つらいアトピーの痒みによって引き起こされる不眠症状は、サプリメントの摂取が有効です。そのほか、正しい睡眠方法によって改善できます。

「IgE抗体」のコントロールがカギ

アトピーの痒みおよび不眠症状を抑えるには、免疫機能によって過剰に発生したIgE抗体をコントロールすることがカギです。免疫細胞のおよそ70%は小腸にあるといわれています。そのため、乳酸菌を摂取して腸内環境を整え、免疫細胞の働きを正常に導くのが有効なのです。ある実験によると、乳酸菌を摂取している人の方がIgE抗体の発生を減らせるという結果が出ています。この結果は、乳酸菌が免疫細胞の働きを正常にし、IgE抗体が過剰に発生するのを抑えているということを示しているのです。

乳酸菌の力を借りる

アトピーの人は、腸壁にある絨毛の穴が広がり、バリア機能が低下していることが多いといわれています。そのため、分解しきれていないタンパク質を異物ととらえたり、アレルギーの原因となる物質を取り込みやすくなったりするのです。そこで、乳酸菌の力を借りてみましょう。乳酸菌は腸内環境を整えるだけではなく、弱くなってしまった腸壁の組織を修復することもできます。この働きによって、アレルギー物質が取り込まれにくくなり、痒みも抑えられますし、不眠も改善できるというわけなのです。

乳酸菌の摂取方法


アトピーの改善に乳酸菌が良いと聞きましたが、食材から摂取できますか?
可能です。味噌や納豆など大豆を使用した発酵食品やお茶の葉などには、植物性乳酸菌が豊富です。和食に使用する食材や調味料は、腸内環境を整えてくれる乳酸菌を含むものがたくさんあります。和食中心の食事を心がければ、腸内の働きが正常になってアトピーの症状にも有効です。そのほかには、酵母での発酵時に乳酸菌が発生する酵母パンなどもおすすめです。
忙しくて自炊が出来ないのですが、効率よく乳酸菌を摂取する方法はありませんか?
自分で料理をしないと、なかなか食事で乳酸菌を摂るのは難しいかもしれません。そのような人にはサプリメントがおすすめです。乳酸菌を含んだサプリメントは多く販売されており、錠剤タイプのものが主流です。錠剤ですから飲みやすく、水かぬるま湯と一緒に決まった量を飲むだけでOKです。アトピーの痒みによる不眠症状も改善できる可能性があります。

アトピーでも深い睡眠はできる

眠る女性

アトピーで不眠に悩まされる人も、深い睡眠を取ることで症状を改善できます。ポイントは睡眠リズムです。昼間に太陽のもとで活動し、疲れて眠りについた直後に深いノンレム睡眠に入ると、そこから1時間半程度で成長ホルモンが分泌されます。これにより、炎症を起こした皮膚の修復が可能になるのです。また、目が覚める前の朝にレム睡眠に移行できれば、そのときに抗炎症効果のある副腎皮質ホルモンが分泌されます。こうしてアトピーの症状を改善に向かわせることができるのです。

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